シルクスカーフのすすめ

著:山下 雄


冬本番を迎え、防寒対策としてマフラーやストールをご愛用されている方も多いと思います。
首に直接触れるマフラーやストール。
今回は、これらによる首の皮膚への影響について考えてみませんか?

まぶたの皮膚が薄いのは皆さんよくご存知かと思います。
では首の皮膚はどうでしょうか?

実は、首の皮膚の厚さは、顔の皮膚に比べて3分の2程度しかなく、とてもデリケートです。
それに加えて、汗腺が多いのに対して皮脂腺は少なく、とても乾燥しやすくなっています。
また、顔ほどでは無いですが、外に晒される時間が長いので、紫外線によるダメージを受けやすくなっています。

このようなことを一因として、首は老化のサインであるシワやたるみが出やすくなっています。
年齢は首に現れると言われる所以ですね。

そこで、私たち めゆ工房では、デリケートな首の皮膚を守るために、シルクスカーフのご利用をおすすめしています。

シルクは人の肌に近いアミノ酸で構成されています。
ですので、綿・麻などの植物素材、それらを再生して作ったレーヨン・キュプラ・リヨセルなどの再生繊維、石油由来のナイロン・アクリル・ポリエステルなどの合成繊維に比べて、人の肌に余計な負担を掛けません。

繊維形状は滑らかで極細の繊維の集まりであるため、肌への摩擦や抵抗が少ない繊維です。
加えてシルクには紫外線を吸収する効果もあります。

シルクは、綿と比較して約1.5倍の吸湿性、約1.3倍の放湿性をもっています。
水分を保ちやすい繊維であり、乾燥しにくいという特徴があります。

シルクスカーフは、首への摩擦が少なく乾燥を防いでくれる理想のアイテムです。
紫外線吸収効果もあるため、季節を問わずおすすめしております。

首のケアが気になる方は、ぜひシルクスカーフのご着用をご検討いただければ幸いです。


黄八丈コラム